中間処理場

リサイクル率90パーセントを誇る中間処理。徹底した分別で資源を循環させる。

中間処理場

私たちの中間処理場は、敷地面積2万2853平方メートル、施設規模は延べ8020平方メートルの大規模な施設です。選別処理施設、木くず再資源化施設、廃石膏ボード再資源化施設、廃プラスチック燃料化施設はすべて全天候に対応しています。

日々進歩する技術は、紙でも、木でも、プラスチックでもない資材を生み出します。私たちはそこに対応すべく、リサイクル技術を研究し、最終処分で埋め立てられる廃棄物の削減に努めています。「混ぜればゴミ、分ければ資源」という言葉を実践し、徹底的な分別で資源の再利用を促進します。

中間処理のフロー

選別処理施設

搬入された廃棄物は、全て選別処理施設に持ち込まれ、当社の受入基準に則り展開検査を行います。展開検査後の廃棄物は、再生先と再資源化先ごとに選別・分別され、各処理施設に持込まれます。


界面活性剤のミスト噴射機で粉じんを抑えます

特殊な「ふるい機」により、砂礫分を落とし分別しやすくします

ベルトコンベヤーで流れる廃棄物を手作業で細かく分類

分別が終わった廃棄物は、ヤードにストックしてから再資源化施設へ
リサイクルへの取り組み

木くず再資源化施設

受入後の木くずは、施設内で燃料用と原料用に破砕されます。燃料チップは工場などのボイラー燃料として、原料チップはパーティクルボードの原料としてリサイクルされます。また、原料チップをさらに2次破砕をすることで、おが粉を製造し、培養土メーカーの原料や堆肥の水分調整材として利用されています。プラント内には磁選機、金属探知機を数箇所に備え、異物混入ゼロの高品位チップを製造しています。


燃料・原料チップとなる木くず。手作業と重機により分別します

破砕された木くずは、機械を経由し自動的に分類されます

原料チップを二次破砕する機械。この行程を経て、おが粉になります

生産された製品は、各ヤードにストック
リサイクルへの取り組み

石膏ボード再資源化施設

廃石膏ボードは、安定型埋立処分が認められなくなった廃棄物の一つです。当社の再資源化プラントでは、紙と石膏の剥離機に加え、県内で初めてロータリーキルン式の乾燥機を導入しました。そこで生産された無水石膏粉はセメント原料として、また、剥離された紙もサーマルリサイクルされます。


石膏ボード投入口。粉じんが飛ばないよう、カーテンで仕切られています

投入された石膏ボードは、分離機にかけられ紙と石膏に分けられます

県内初導入のロータリーキルン方式乾燥機

分離した紙はRPF原料として再加工
リサイクルへの取り組み

廃プラスチック燃料化施設

廃プラスチック類は材質・種類を分けることでリサイクル率が向上します。当社プラントでは廃プラスチック(非塩素系・軟質)と紙くずを混合しRPF(固形燃料)を生産しています。RPFは石炭やコークスの代替燃料として製紙工場などのボイラー燃料として使用されます。硬質系プラスチック(非塩素系)は、破砕後マテリアルリサイクルの原料になります。また、マテリアルに不向きなプラスチック類(非塩素系・硬質)は、ボイラーなどの燃料としてリサイクルされます。


紙とプラスチックそれぞれをサイロに溜め、効率的に稼働

サーマルリサイクル用の原料生産機器

原料投入口。自動運転で紙と廃プラを分別し異物も取り除きます

マテリアルリサイクルやボイラー燃料となる原料
リサイクルへの取り組み

セメントリサイクル施設


搬入された汚染土壌や地中埋設物等の産業廃棄物は、水分調整のため改質した後、回転型ふるい機(トロンメル)で異物除去(分別等処理・分級処理)します。粒径の小さいものはセメント会社で原料としてリサイクルされます。

リサイクルへの取り組み

がれき類再資源化施設


工事現場で発生した、「コンクリートがら」や「アスファルトがら」を再資源化する施設です。「コンクリートがら」は再生砕石、「アスファルトがら」は含成原料を製造。そのほかのがれき類は当社の最終処分場にて、埋め立て地内の路盤材として再利用しますので、リサイクル率はほぼ100パーセントです。

リサイクルへの取り組み

中間処理施設の処理能力

        
選別処理施設 選別施設 832.2トン/日/8h
木くず再資源化施設 1次破砕施設 64.0トン/日/8h
2次破砕施設 16.0トン/日/8h
廃石膏ボード再資源化施設破砕・乾燥施設 16.0トン/日/8h
乾燥施設 48.0トン/日/24h
廃プラスチック燃料化施設(RPF) 1次破砕施設 4.0トン/日/8h
2次破砕施設 13.6トン/日/8h
圧縮固化施設 13.6トン/日/8h
RCプラント 破砕施設 344.0トン/日/8h
セメントリサイクル施設 分別等処理施設(汚染土壌) 3,696㎥/日/24h
分級施設(廃棄物処理)

中間処理施設のご案内

【中間処理場】
〒989-3212 宮城県仙台市青葉区芋沢字青野木223-3
TEL:022-394-1277 FAX:022-394-1266

【中間処理RCプラント】
宮城県仙台市青葉区芋沢字沢田下81-22
TEL:022-394-1255 FAX:022-394-8835


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